
著者: 甲斐 みのり / 出版社: mille books / 132mm×188mm / P192 / ソフトカバー / 【 状態: B 】
甘美な口福に満ちた、芳醇なお菓子文学。「朝おやつ」として愛食する43の甘味の記憶をめぐる物語。
全国を旅して見つけた美味しい甘味の魅力を、優しい筆到で丁寧に描いてきた文筆家・甲斐みのり。朝おやつとして愛食する甘味たちを、美味しさが溢れ出す美しい写真と共に丁寧に描きました。
朝おやつが運んでくれた大切な人たちとの出会い、そして別れ。甘いだけではない物語の数々は、誰もの心の奥にある甘い記憶を思い出し、懐かしい人や風景が鮮明に呼び起こされます。
装画は画家・湯浅景子が「ゼリーのイエ」を美しい切り絵で表現しました。
朝食の後にちょっとつまみたいものもあれば朝食代わりにしっかり食べたいものもある。それらを朝おやつと称して楽しんでいる。今でも調子が出ない朝がある。そんなとき朝おやつがひとつあるだけで一日を快く始められる。朝おやつは幸福な記憶の源であり、お守りであり、自分を奮い立たせてくれるスイッチ。私の暮らしに欠かせない、愛すべき大切なものになった。(「はじめに」より)
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古本の状態一覧
A : ほぼ新品同様
B : 汚れや痛みなどが少なく、古本としてきれいな状態
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