





著者: バーバラ・ストック / 翻訳: かわの なつみ / 出版社: 月と文社 / 170mm×194mm / P32 / ハードカバー
「もし みんなが かんぺきだったら せかいは つまらないものに なってしまいますね」――ゴッホは、絵のテーマをさがしに出かけます。心ひかれるのは、ユニークな顔だちのひと、まがりくねった木の根っこ、雨にぬれた泥の深い色…。そして、ひまわり畑にたどりつくと、枯れて地面に落ちている花も、大事にひろいます。「きいろのシンフォニーが かけそうだ!」。みんなが見過ごしてしまうもののなかに、ゴッホは美しさを見つけます。
アムステルダムのゴッホ美術館の協力を得て出版された、オランダの大人気漫画家による初の児童書の翻訳版。『黄色い家』『ひまわり』など、ゴッホの9つの絵が出てきます。ゴッホと日本の関係についても触れた訳者あとがきも収録。