{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

おみやげと鉄道 「名物」が語る日本近代史 ( 講談社学術文庫 ) | 鈴木 勇一郎

1,331円

送料についてはこちら

SOLD OUT

著者: 鈴木 勇一郎 / 出版社: 講談社 / 105mm×148mm / P288 / 文庫 各地に無数に存在する「おみやげ」は、外国にも近代以前にも存在しない、独特の文化だった! 日本各地の駅には、饅頭や羊羹などや弁当などの食品が、その土地の名物として売られている。 私たちにとって当たり前のこの光景は、実は他の国ではほとんど見られない(ロンドンのターミナルで「ビッグベン当」などの類は見あたらない)。 この類い稀なる「おみやげ」という存在は、鉄道を筆頭とする「近代の装置」が、日本の歴史、文化と相互作用して生まれたものだった。 「きびだんご」が岡山名物になったのは、日清戦争と鉄道敷設の歴史的事情が背景にあった。静岡駅の安倍川餅は餅ではなく「求肥」なのも、赤福が伊勢名物として有名になったのも、なぜか北海道にバナナ饅頭があるのも、鉄道という「近代の装置」抜きにしては語れない。 交通網の発展と各地の歴史が結びついて「名物」を生み出してきたさまを、膨大な史料を徹底的に読み込んで、鮮やかに描き出す、唯一無二の研究の集大成。 鉄道を独特の角度から捉えながら日本近代史の探求を続けてきた著者の代表作。

セール中のアイテム