著者: 曽根 雅典 / 出版社: Deterio Liber (デテリオリベル) / 120mm×186mm / P102 / ペーパーバック
ーそして最後の晩餐の日は何気なく訪れる。
2061年、ディストピアと化した日本。地方に作られた尊厳死のための施設にあるカフェ「クロエ」に集まる常連たちの、食べ物と記憶にまつわる回想の日々。
東京・三軒茶屋にあるカフェ「nicolas」の店主、曽根雅典による、自身の文学的感性に料理のレシピまでも織り込んだ書き下ろし小説。
不思議な寂寥感とかすかな希望のような余韻が残る、未来のおとぎ話。
1 ここがある場所
2 8月 白秋
3 6月 玄冬
4 7月 朱夏
5 春
6 11月 アオ
7 玄冬の物語 あの震災のこととあの戦争のこと
8 2061年 7月 朱夏
9 2061年 11月 アオ
10 レシピ